日別アーカイブ: 2018年4月29日

なぜ しつこく強引な車の営業マン がいるのか?   はげ通信日記  

先日数件の車屋さんで営業マンの経験がある方と話をする機会がありました。

同業他社がどういう事をやっているのか? ってのは興味津々です。

色々と話をする中で給与体系の話も聞かせていただきました。

まぁ多くの中古車販売店は「売ってなんぼ!」って給与体系ですが、例にもれずそういった経験をしてこられたようです。

どういう事かと言いますと

基本給は安く抑えられていて、販売した時のインセンティブ(報奨金)の割合が超大きいのです。

販売した車の粗利(売価-原価)の数パーセントがインセンティブとなる。といった仕組みが多いんです。

馬にニンジンぶら下げて走らす・・・あの感じです。

そうするとどうなるでしょう?

「売らなければ給料が安い!生活できない!」って事になり、来店されたお客様を営業マンは取り合うでしょう。

そして

・他人を蹴落としてでも自分が売る。

・お客様の都合も考えず強引に売り込む。

・平気で「今決めないとこの値段はできません」とか「今決めないとすぐ売れますよ」といった嘘  をつく(これ言う営業マン多いですよ 笑)

・利益を上げるためにお客様が求める車ではなく、儲かる車を勧める。

けれどもそんなスタッフの評価が高く給料が高くなります。

そうすると、スタッフ同士もギスギスするでしょうし、そういった空気感はお客様にも伝わりますよね?

断言しますが、そんな状況でお客様にいいサービスは提供できません。

仮に本気で「お客様第一」って考えの縁の下の力持ち的な活躍をする営業マンがいても、そこに対する会社の評価は低く、思うような給与を得られず去って行く・・・ 負のスパイラル

お客様からしたら「次にお店に行ったら知らない人ばかり」なんてことにもなります。

極論の様に思えるかもしれませんが、こういう話も聞きました(実際よく聞きます)

急成長の大手ほど「ニンジンをぶら下げて走らす」給与体系をしがちな気がします(笑)

「お客様第一主義!」とか言ってて「利益を上げた社員を超優遇する」ってのは矛盾したことかもしれませんね。

あ、もちろんそういった店にもしっかりとお客様と向き合った営業をする方はたくさんいると思いますよ。

という訳で上記のような状況にならないよう、みどりモータースは長くお付き合いをしていただけるお店を目指しております。