安い中古車には理由がある!?   はげ通信日記

例年オークションの相場がピークを迎えるこの時期ですが・・・

今年そんなに高くない気がします

特に高額車ほど相場が低いような・・・ 景気悪いのかな?

 

さて、お客様とお話しをする中で

中古車に関する勘違いの1つに

「大手の方が仕入れが安いでしょ?」

ってのがあります。

まぁ私個人のイメージですが
家電であれば「街の電気屋さん」より「ヤマダ電機やケーズデンキ」のほうが安い気がします。

売れている数が多い!イコール大量仕入れで安い!
ってイメージ、スケールメリットですね

で、おそらく実際にそうだと思います

では中古車はどうか?

実は中古車って基本的には大手も中小も仕入れは変わらないのです。

なぜか?
現在日本の中古車のほとんどがオートオークションを経由して売買されます。

で、オークションっていうのはセリですから大手も中小も同じ条件の元セリが行われます

まぁ落札にかかる手数料が数千円安かったりはありますが・・・基本的には同じです。

ですから

在庫10,000台!従業員数800人!  ってお店も

在庫10台! 従業員15人!  って整備工場も

仕入価格は同じなんですね

ちょっと意外じゃないですか??

なので、中古車って価格での差別化が難しいのですよ。

安い中古車には安いなりの理由があるわけです

事故車だとか、納車整備をケチるとか・・・

 

でも在庫1,000台!とか販売台数日本一!

とか謳っている中古車屋さんって安いイメージありますよね?

たくさん売るから薄利多売で奉仕するのでしょうか?

普通に考えて、広い敷地に立派な設備、たくさんの従業員、TVCMを含めた莫大な広告宣伝費、 そして在庫リスク(これが意外と怖い)

薄利多売ではやっていけません

おそらく我々のような小規模店よりも1台当たりの利益を確保しなければ成り立たないと思います。

ではなぜ安いのでしょう?

 

答えは「安いのではなく、安く見せている」ですね。