先日十年以上お世話になっているお客様から、息子様のお車乗換の相談をいただきました。
「今乗っているマークXをヴェルファイアに乗り換えたい。で、北陸地方に好みの中古車を見つけた。この車両はお買い得か?」といった内容です。
で、さっそくGooに掲載されている車両を確認しましたら、1年落ちで走行も少なく程度は良さそう・・・なんですが、掲載されている総額を見るとプラス少し出せば新車に手が届く・・・
そんな金額でした。
もしローンを組むとしたら新車と中古車の金利差で、新車の方が総支払額は安くなるでしょう。
ならその中古車屋さんが、中古車相場を無視した高値の価格設定をしていたのか?
というとそうではなく、オークションの相場から考えて妥当な価格設定でした。
どういうことか?
日本の中古車はあらゆる国で大人気で輸出されまくっています。
そんな理由で中古車の相場は輸出相場に大きく影響を受けます。
ヴェルファイアやランクル等は特に人気の車種ですので、時期と仕様が当てはまれば新車価格以上で取引されたりしているわけです。
そんな海外で超人気の車種は中古車相場が異常に高いため、新車と比較してお買い得感が無いわけです。
それを知っているはずの中古車屋さんが新車と変わらない価格で中古車を販売するのが現状です。
おそらく相場の変動でオークションに出すと思った価格が付かないから店頭で売ろうとするのでしょうね。
「新車と値段変わりませんよ」って説明もなく・・・
はい、という訳で「中古車で買ってはいけない車」とは「新車と価格差が無い車」
軽自動車でも最近増えています。
中古車を買う前に新車価格のチェックをお忘れなく!
あ、アルファードヴェルファイア系は間もなくマイナーチェンジですので、相場が急落中です。
中古車に手を出す時は気を付けてくださいね。