今日も神戸のオークションに行っておりました。そこで出会った同業のスズキ販売店のA社長と話しておりました。
A社長「このタントの新古車買おうと思うんですよ~」
私「へぇーなんぼくらいなんですかー?」
A社長「120万くらいですかねぇ~」
はい、この120万円っていうのはオークションでの価格なので業者さんの仕入れ価格なのです。しかも、消費税とリサイクル費用は別、更に落札手数料が8,000円ほどかかるのです。
つまりA社長の考える120万円で落札すると1,313,840円ほどで仕入れることになるのです。
私「新車なんぼなんでしょ?」
A社長「さぁ?」
という訳でスマホでさっと調べますと、A社長の見ていたXSAⅢパールホワイトならは車両本体価格1,447,200円(税込)、新車なら諸費用がざっと8万で値引きもありますから乗り出し価格148万程でしょうか(ナビ等の付属品無しで)
で、ちょっと画像が見えにくいですが、セリに結果を見ますと124万円。
今年3月登録の未使用車、半年経っていますね。
124万円で落札したら仕入れ値は1,357,000円ほど、店舗までの陸送費、ナンバープレート代等を考えるとそれ以上です。
その仕入れ額でユーザーが買えるなら多少は安いかもしれませんが、我々車屋はボランティアではありませんのでやはり利益を頂戴します。
お店によって様々でしょうが、当店なら名義変更や車の手入れで10万円はいただいていますね。
そうするとお客様にお渡しする最終価格は146万円ほどになるわけです。
どうですか?
上記で説明した新車が148万円ほど、その差2万円ほど・・・
決して高い落札額の車を選んだわけではなく、これが現在の相場です。
おそらく、この事実を未使用者専門店を中心とした中古車販売店がお客様に伝えれば、お客様は新車を選ぶでしょう。
では、なぜ未使用車を選ぶお客様がいるのか?
長くなったので後日書きますね。