『スイフト クォーターパネル 、リアドア 交換 続編』 本店 江川

こんにちは

ゴールデンウィーク中は弊社留守番電話に沢山のメッセージが入っており本当にご迷惑をおかけしました。また気を引き締めて頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします。

さて前回、前々回の続きの作業を見ていきましょう!

サフェーサー塗布の後は耐水ペーパーによる水研ぎです。

#400番で粗方の肌を落とし、#1000番のペーパーで#400番緒目を消し、塗った時に周りの旧塗膜と段差が出来ないよう肌を整えます。

最初のパテ研ぎからだと#120→#180→#240→#360→水研ぎ#400→#1000という順に数字が増える程ペーパーの目は細かくなっていきます。

ようやく塗装に近づいて来たわけなのですが、メインのパネルを塗る前にやらなくてはならない事まだあるのです。まずはホイールハウスの塗装です。既にシーリングは施したので内板色という ちょっと肌色のようなグレーっぽいような色を調色し先塗り。アルミ箔で巻くのは簡易マスキングの為です。これでもしっかりガードしてくれますので。

そしてお次ぎはボディ色をサラッと!!やりすぎると交換してます〜って言ってるようなもんなんで、ここは製造ラインのディティールに似せる事が大事です。まあ厳密に言うと、ここは最終的に泥よけのライニングカバーが付くので見えなくなってしまうのですが、、、

さあ次はアーチラインのシーリングです。以前はシーリングテープという疑似シーリングを貼っていましたが、最近はエアー式のハンドガンでリアルに塗っています。これも製造ラインの仕上がりに似せる為です。でもこれがまた難しい。。最初から最後まで同じスピード、同じ角度が必要なので。この画像までにTAKE3はやったと思います(笑)

 

 

こちらは調色の模様です。遠目から見ると(2m離れて下さい)Tポイントカード3枚貼り付けてるように見えますが違いますよ(笑)!!

本当は塗料メーカーが提供してくれる色見本があるのですが、3〜4cm四方の小さなチップでは分かりづらく、そこから作ったものをこうやってデータに残し増やしています。今回は以前に塗った事のあるカラーなので1枚は自分データから一番近いものを選び、そこをベースに更に近づけていきます。まずは太陽光に当ててメタリックやパールの輝き、目の粗さを見ます。

話が少し反れますがこう見えてもワタシ データ派なんです。これまで塗った調色の塗り板はほとんど保存してますので。塗装において一番時間が読めないのがこの調色の作業です。同じ色番号なのに全然違う事がほぼで、ハマってしまうと1日、2日はあっという間です。経験豊富であれば自分の感に頼れるのでしょうが、始めてのボウズから6年、まだまだ経験の浅い自分にはこういった自分データが宝物なんです。

日陰でも色の明暗、色調、色合いなどをチェック。

 

Frドアはボカシ塗装で後ろのドアとのメタリック感、色差の違いをグラデーションする事で分からなくします。本来ならばサッシュの上は塗らないのですが、角がリアドアと干渉してたみたいで塗る羽目に・・・バイザーの両面テープの除去、面倒くさ〜

ようやく、ようやく塗装ですよ!しっかりマスキングしてね!

塗装は約2時間ほどで呆気なく終了!

見て下さい!この元溶接部、分からないでしょ!!

ここまでくればもう完成間近ですよね!本当は3回くらいでまとめれるかと思ったのですが次回完成に向けてお伝えしたいと思います。乞うご期待♪